【テナントのフリーレントとは?】メリット・デメリットと注意点を解説
テナントの物件情報でよく見かけるフリーレントとは?

テナントや貸店舗の物件情報を見ていると、フリーレントと記載されていることがよくあります。
何となくわかっていても、詳しくは知らないという人もいるでしょう。
そこでテナントの物件情報でよく見かけるフリーレントのメリットやデメリットについて見ていきます。
要点まとめ
テナントのフリーレントとは?
フリーレントとは、入居後の数ヶ月間、賃料が無料になるテナントで、初期費用を抑えられる一方、途中解約の違約金や免除対象外の費用などの条件確認が必要です。
①入居後の数ヶ月間は賃料が無料になり、初期費用を抑えやすい
②浮いた費用を内装工事に充てることができ、少ない資金でも開業しやすい
③途中解約では違約金が発生する場合があるため、契約条件を確認する
④管理費などが免除対象外の場合や、設備利用が制限される場合がある
⑤ポータルサイトで検索するほか、一般的なテナントでフリーレント交渉をする方法もある
フリーレントと記載されているテナントを選べば、数ヶ月間賃料が無料になるので、開業資金が少なくても安心です。
ただし、2年以上の契約が義務化されている場合が多く、途中解約すると違約金が発生します。

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テナント情報に詳しいプロのポイント
賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界10年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。
フリーレントとは何なのか

フリーレントというのは、簡単に言えば入居してから数ヶ月の間、賃料が無料になるテナントのことです。
何ヶ月無料になるのかは、入居するテナントによって異なります。
なぜこのようなサービスが導入されているのかというと、お得なサービスを導入することによって、入居者をスムーズに探すためです。
近年は大幅な物価高によって国民の生活はかなり苦しくなっているので、数ヶ月とは言え賃料が無料になるのはありがたいサービスだと感じる人が多いのです。
しかし、フリーレントを導入しているテナントは、数がそれほど多くはありません。
以前に比べれば増えているのですが、念入りに探しても地域によっては全く見つからない可能性もあるので、最初からフリーレントテナントをメインに探していると、発見できない場合があるので注意しましょう。
不動産のポータルサイトを利用すると、短時間で効率的に見つけることができます。
フリーレントの主なメリット

フリーレントテナントを借りた場合、色々なメリットが得られます。
どのようなメリットがあるのかというと「初期費用を抑えることができる」「浮いた費用を内装工事に回せる」「開業費用が少なくても安心」などになります。
初期費用を抑えることができる
フリーレントテナントを借りたときの最大のメリットだと言っても過言ではないのが初期費用を抑えることができる点でしょう。
最近は誰でも気軽に起業が可能になっていますが、起業するには多少なりともお金に余裕がなければいけません。
しかし、フリーレントテナントを借りれば、本来支払わなければいけない賃料の数ヶ月分が無料になるので、その分内装工事に充てることができます。
どれくらい抑えられるのかは、借りるテナントによって異なります。
浮いた費用を内装工事に回せる
テナントを借りる場合、賃貸住宅と違って内装工事を行うケースが一般的です。
内装工事をするにもお金がかかってしまうので、業種によっては痛い出費になる場合もあります。
しかし、フリーレントテナントを借りれば、本来支払わなければいけない賃料の数ヶ月分が無料になるので、その分内装工事に充てることができます。
テナント物件は賃貸住宅に比べて賃料も高い場合が多いので、数ヶ月分でも無料になればかなり助かるという人も多いでしょう。
開業費用が少なくても安心
自分で開業しようと思っていても、費用が少なくて断念する人もいます。
しかし、フリーレントテナントを借りることによって初期費用を抑えることができるため、少ない資金でも気軽に開業しやすくなるのです。
開業して間もなくは収入が安定しないこともあるので、少ない資金で開業しやすくなる点も大きなメリットだと言えるでしょう。
フリーレントの主なデメリット

入居してから数ヶ月間賃料が無料になるというメリットがあるフリーレントテナントですが、メリットだけではなくデメリットも存在しています。
主なデメリットとしては「途中解約をすると違約金が発生する」「免除対象外になる費用もある」「テナントによっては設備利用が制限されることがある」以上が挙げられます。
途中解約をすると違約金が発生する
フリーレントテナントは、ただ家賃が数ヶ月無料になるというわけではありません。
家賃が数ヶ月無料になる代わりに、最低2年以上の契約を義務化するという条件付きで行われているサービスなのです。
大半のフリーレント物件は、2年以上の契約が義務化されているのですが、必ずしも2年というわけではありません。
そのため、条件は必ず確認してから借りるようにしましょう。
ちなみに2年以上の契約が義務化されているテナントを借りた場合、2年未満で退去すると違約金が発生します。
どんな理由であっても、違約金が免除されるケースはまずありません。
どこのテナントを借りても、違約金は同じ金額ではありませんが、大体無料になっていた期間の分を支払わなければいけなくなるのが一般的です。
例えば3ヶ月間無料になるテナントを借りた場合に、2年未満で退去すると、3ヶ月分の賃料を支払う必要が出てきます。
免除対象外になる費用もある
フリーレントテナントは、確かに数ヶ月分の家賃を支払わずに済むお得なテナントであることは間違いありません。
しかし、テナント物件も賃貸住宅のように、家賃以外にも管理費などの費用が発生する場合があります。
このような場合、賃料は確かに無料になるのですが、管理費の支払い義務は発生することが多いのです。
そのため、完全に支払いが0になるのか、他に支払う必要があるのか事前に確認しておきましょう。
テナントによっては設備利用が制限されることがある
テナント物件にも色々とあるので、フリーレントが適用されているテナントの中には、フリーレントの期間中設備の利用が制限されていることもあります。
フリーレントテナントを借りる前に、設備の利用に制限があるかどうかも確認をしておくべきでしょう。
後から知って仕事に支障が出ては意味がありません。
賃料が無料になる期間はどれくらいなのか

入居後数ヶ月間の賃料が無料になるフリーレントテナントですが、どれくらいの期間無料になることが多いのかというと「50坪以下であれば1ヶ月から3ヶ月」「50坪を超えていれば3ヶ月から半年」このようなケースが多いと言えるでしょう。
もちろん必ずしもこのような条件というわけではないので、きちんと確認しておきましょう。
50坪以下であれば1ヶ月から3ヶ月
フリーレントテナントでは、50坪以下の比較的小さな物件を借りた場合、賃料が無料になる期間は1ヶ月から3ヶ月が相場となっています。
もちろんもっと長い期間無料になる物件もありますが、相場を知っておくことも大切です。
比較的小規模なテナントでは、賃料が無料になる期間は比較的短くなります。
50坪を超えていれば3ヶ月から半年
50坪を超えるような大きめのフリーレントテナントを借りた場合、賃料が無料になる期間は3ヶ月から半年が相場です。
小さなテナントに比べると、賃料が無料になる期間は長めになっていることが多いですが、物件によってはもっと短いこともあります。
なぜ広いテナントの方が、無料になる期間が長いのかというと、その分賃料が高くなるからです。
フリーレントテナントの探し方

フリーレントテナントは、昔に比べれば増えてきたのですが、全体的にはまだ少なくなっています。
そのため、効率的な探し方を知っておくべきでしょう。
主な探し方としては「不動産のポータルサイトで検索」するのが一般的ですが「フリーレントの交渉をすることも可能」です。
不動産のポータルサイトで検索
数が少ないフリーレントテナントを探す場合、現在ではインターネットを利用した方法が最も効率的です。
賃貸住宅を探すときと同じように、不動産のポータルサイトを利用することで、自分が借りたい条件にマッチしているテナントを素早く探すことができるでしょう。
不動産のポータルサイトはたくさん存在しているので、1つのサイトだけを利用するのではなく、複数のサイトを使って探すことで、より発見できる確率が高くなります。
フリーレントの交渉をすることも可能
現在でもまだ数が少ないフリーレントテナントを探そうと思っても、場所によってはなかなか見つけられない可能性もあります。
そんなときには一般的なテナント物件を探し、フリーレント交渉をすることもできます。
もちろん交渉したからと言って、必ずフリーレント付きにしてくれるとは限りません。
交渉に応じてもらいやすいポイントは、
・築年数が長い
・不便な場所にテナントがある
・空室が多い
このような条件のテナントだと、入居者が少なくなる傾向にあります。
そのため、フリーレント交渉を持ちかけたときにも応じてもらいやすくなるのです。
【テナントのフリーレントとは?】まとめ

今回はフリーレントとは何なのか、どのようなメリットやデメリットがあるのかについて紹介してきました。
これからフリーレントが付いているテナントを探したいと考えている人は、参考にしてみてください。
起業するにあたって資金が少ない、最初から十分な収入が得られない可能性が高い場合などは、入居して数ヶ月間賃料が無料になるフリーレントテナントがおすすめです。
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