【店舗ビルにエレベーターは必要?】ない物件の注意点と向いている業種
エレベーターのない店舗ビルを選ぶ前に確認したい影響と適性

店舗ビルを借りる場合、いくつか注目するべきところがあります。
エレベーターの有無も、店舗ビルを選ぶ上では重要だと言えるでしょう。
そこで店舗ビルにエレベーターがない場合、どのような影響が出るのかを紹介していきます。
要点まとめ
店舗ビルにエレベーターは必要?
エレベーターの必要性は業種や経営形態によって異なり、集客、荷物の搬入、スタッフの移動への影響と賃料のバランスで判断することが重要です。
①上階の店舗では集客効果が下がる可能性がある
②荷物の搬入やスタッフの移動が困難になりやすい
③医療機関や整体院など、慎重な検討が必要な業種がある
④エレベーターがある物件より賃料が抑えられている場合がある
⑤ショールームや個人事業主など、選択肢に入れやすい業種や経営形態がある
次の章以降では、エレベーターがない店舗ビルのメリット・デメリットや、向いている業種について詳しくご説明します。
エレベーターがない店舗ビルには、デメリットが多く存在しています。
ただし、向いている業種や経営形態もあるので、自分にとってメリットが多いのであれば選択肢に入れてもよいでしょう。

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テナント情報に詳しいプロのポイント
賃貸専門家:吉田 政孝
不動産キャリア:23年
賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア23年以上の大ベテラン。天理市勤務は累計18年以上で、社内仲介ランキングNo.1の実績有り。天理市の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、天理市のことは何でも情報を網羅し、日本一天理市事情に詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。
エレベーターがない店舗ビルのデメリット

店舗ビルの中には、エレベーターが備え付けられていないテナント物件もあります。
エレベーターがないことで色々な影響を受けるのですが、後で後悔しないように「集客効果が下がる可能性がある」「荷物の搬入が大変」「スタッフの移動も困難」「慎重な検討が必要な業種もある」これらを念頭に置いて借りるようにしましょう。
集客効果が下がる可能性がある
エレベーターがない店舗ビルだと、上階への移動は全て階段になります。
1階の店舗であればまだよいのですが、上階に店舗を借りた場合、集客効果が下がる可能性が高いと言えるでしょう。
エレベーターがない店舗ビルでは、上階への移動負担を理由に、上階の賃料が抑えられている場合があります。
なぜなら上階ほど移動が困難になるからです。
荷物の搬入が大変
エレベーターが備え付けられていない店舗ビルで営業を行う場合、商品の搬入も全て階段を使って行われます。
軽い荷物で移動回数が少なければまだよいのですが、重い荷物を搬入しなければいけない場合や、軽くても移動回数が多くなる場合はかなり困難です。
そのため、頻繁に商品の搬入が必要になる業種や、重い商品を搬入しなければいけない業種には向いていません。
軽い荷物で搬入回数が少なければそこまで困難ではないので、どのような業種で何を提供するのかがとても重要になります。
スタッフの移動も困難
エレベーターが備え付けられていない店舗ビルだと、商品の搬入だけではなく、スタッフの移動も困難になります。
頻繁に外出することが多い業種だと、移動だけでもきつくなるでしょう。
出社と退社以外テナントから移動する必要がないような業種でも、毎日出社するスタッフの移動がきつくなるので、自分だけで経営する一人親方であればまだしも、従業員を雇う場合には注意しなければいけません。
慎重な検討が必要な業種もある
従業員が頻繁にテナントから出入りする必要がない場合や、重い荷物を搬入する必要がない場合でも、業種によっては大変になることがあります。
例えば医療機関などでは、エレベーターの有無を慎重に検討する必要があります。
医療機関は病気やケガをした人が利用しますし、高齢の人が多く利用する傾向にあります。
そのため、階段の上り下りがかなり大変になるので、他の医療機関を受診しようと考える人も多いでしょう。
また、整体院やマッサージ関連のような疲れている人がメインで利用するような業種にも向いていません。
さらにベビー用品を販売する店舗や、ファミリーで来店するような店もベビーカーを利用して家族で来るケースが多いので、向いていない業種だと言えるでしょう。
このようにエレベーターが設置されていないことで、メリットよりもデメリットの方が多くなる傾向にあるため、十分理解した上で借りなければいけません。
エレベーターがない店舗ビルのメリット

エレベーターがない店舗ビルだと、メリットよりもデメリットの方が多くなる傾向にあります。
しかし、メリットが全くないというわけではありません。
「エレベーターがある店舗ビルより賃料が安い場合がある」「条件によっては比較的借りやすい」などのメリットがあるので、店舗ビルを借りることを検討している人は参考にしてみてください。
エレベーターがある店舗ビルより賃料が安い場合がある
エレベーターがあれば、上階までの移動が格段に楽になるだけではなく、荷物の持ち運びも楽に行えます。
逆にエレベーターがないと、荷物運びも階段で行わなくてはいけなくなるので、負担が増してしまうでしょう。
そのため、エレベーターがある物件に比べて、賃料が安く設定されている場合があります。
店舗ビルを借りる人は、事業を行う人が利用するのが一般的なのですが、開業当初は資金が思うように集められないという人もいるでしょう。
エレベーターがない店舗ビルであれば賃料も比較的安めなので、とにかく初期費用をできる限り抑えたいと考えているのであれば、エレベーターがない店舗ビルを借りることを検討してみるのもおすすめです。
ただし、業種によってはエレベーターがないことがかなり事業に影響してしまう可能性があるので、慎重に検討しましょう。
条件によっては比較的借りやすい
多少家賃が高くても、事業を行う上ではエレベーターがあった方が圧倒的に便利です。
そのため、多少賃料が高くても、エレベーターが設置されている店舗ビルを借りたいと希望する人の方が多くなります。
エレベーターが設置されていない店舗ビルは、条件によっては比較的検討しやすい物件が見つかる場合があります。
近くによい店舗ビルがない、あっても空室がないのであきらめるしかない場合もありますが、エレベーターが設置されていない店舗ビルも含めて探すことで、選択肢が広がる可能性があります。
エレベーターがない店舗ビルに向いている業種や経営形態

エレベーターが設置されていない店舗ビルを借りる場合、まず業種や経営形態を確認してみましょう。
そうすることで得られるメリットも増えますし、予算の削減にもなります。
では、どのような業種や経営形態がエレベーターのないテナントを借りるのに向いているのかというと「雰囲気や世界観を重要視する業種」「一人親方や個人事業主」「荷物の搬入が少ない業種」「短期で利用する場合」などです。
雰囲気や世界観を重要視する業種
エレベーターが設置されていない店舗ビルに向いている業種は、雰囲気や世界観を重要視する業種です。
例えばショールームやアトリエ、スタジオなどになります。
このような業種の場合、人がひっきりなしに行き来するケースは少ないので、エレベーターがなくてもそこまで苦になることはないでしょう。
もちろん高齢の人が来場するケースもあるでしょうし、運営者側が階段の上り下りがきついと感じる場合もあるので、しっかりと精査してから選ぶ必要があります。
一人親方や個人事業主
多くの人が出入りを行う場合、やはりエレベーターがないと移動が困難になります。
しかし、あまり人の出入りがない場合や、自分のみで運営を行う一人親方や個人事業主であれば、エレベーターがない店舗ビルは賃料が抑えられている場合があるので、選択肢の1つとして検討してみるのもよいでしょう。
自分だけでも階段での移動がきついと感じるのであれば、無理をせずにエレベーターがある店舗ビルを借りるのがおすすめです。
荷物の搬入が少ない業種
エレベーターがない店舗ビルを借りたときに、困難になるのが荷物の搬入です。
そのため、商店や飲食店など、頻繁に荷物の搬入が必要になる業種であれば、エレベーターがない店舗ビルを借りるのには適していません。
逆に荷物の搬入を行う必要がほとんどないのであれば、エレベーターがなくてもそこまで苦にはならないので、適していると言えます。
自分が運営する業種は荷物の搬入が多いか少ないか、重い荷物や大きな荷物の搬入があるかなども重要な判断基準となります。
短期で利用する場合
人によっては最初は予算を抑えて運営を行い、ある程度収入が増えたらすぐ別の店舗に移りたいと希望する場合もあるでしょう。
最初から短期間のみ店舗ビルを借りたいと考えている人であれば、契約期間や解約条件を確認した上で、エレベーターがない店舗ビルを選択肢に入れることも考えられます。
ただし、短期であっても大きな荷物の搬入や重い荷物の搬入、階段の上り下りがきついと感じる人にとってはデメリットの方が大きくなる場合があります。
【店舗ビルにエレベーターは必要?】まとめ

今回は店舗ビルを借りる場合、エレベーターの有無が重要な判断基準になるという点や、エレベーターがない店舗ビルを借りる場合のメリット、デメリットについて紹介してきました。
エレベーターが設置されていない店舗ビルを借りると、メリットよりもデメリットの方が多くなりますし、業種によっては集客効果が下がることもあります。
自分にとってメリットが多いと感じる場合は、エレベーターがない店舗ビルを借りることを考えてみるのもよいでしょう。
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