【近年需要が高まっているスモールオフィスとは?】メリット・デメリットをご紹介!
近年需要が高まっているスモールオフィス
現在では昔に比べて独立しやすくなり、多種多様な働き方が可能になっています。
そんな中需要が高まっているのがスモールオフィスなのですが、どのようなメリットやデメリットがあるのか、どう選べばよいのかなどを詳しく解説していきたいと思います。
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テナント情報に詳しいプロのポイント
賃貸専門家:吉田 政孝
不動産キャリア:22年
賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア22年以上の大ベテラン。天理市勤務は累計18年以上で、社内仲介ランキング№1の実績有り。天理市の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、天理市のことは何でも情報を網羅し、日本一天理市事情に詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。
スモールオフィスとは何か
最近増えている個人事業主やフリーランスのことをSOHOと呼ぶこともありますが、このSOHOが働く場所として使用されている言葉がスモールオフィスです。
シェアオフィスやコワーキングスペース、小規模なオフィスや賃貸オフィスなども含めてスモールオフィスと呼ばれているのですが、最近では個人事業主やフリーランスだけではなく、一般企業も利用するところが増えてきています。
その理由としては、新型コロナウイルスの影響で規模が縮小されている企業が増えていることや、予算を抑えるために利用する人が多いからでしょう。
また、創業当初はあまり予算もありませんし、社員が少ないことも多いので、最初はスモールオフィスから始めるという企業もあります。
スモールオフィスを利用するメリットとは
スモールオフィスを利用する個人事業主や企業が増えているということは、それだけメリットがたくさんあることを意味しています。
では、どのようなメリットがあるのかを見てみたいと思います。
それは「各種費用を抑えることができる」「仕事を行う環境が事前に整えられている」「増床や減床が行いやすい」「共有部分があるので来客を招きやすい」などがあります。
各種費用を抑えることができる
スモールオフィスを利用する場合も、当然費用が必要になります。
しかし、スモールオフィスは一般的な賃貸オフィスと比べても、安い費用で利用が可能なのが大きなメリットです。
個人事業主の場合であれば、賃貸住宅を借りて仕事をすることもあるでしょうが、場所によって多少変わるものの、賃貸住宅よりも安い価格で借りられるスモールオフィスもたくさんあるのです。
事業を開始した当初は、使えるお金があまりないことも多いので、初期費用を抑えられるというのはとても助かります。
賃貸住宅を借りた場合には、初期費用として敷金や礼金、仲介手数料などが掛かるので、たとえ賃貸とは言ってもそう簡単に何度も引っ越しはできません。
その点スモールオフィスであれば、敷金や礼金、仲介手数料などの支払いも必要なく、登録料や手数料などを支払うだけで済みます。
よって引っ越しも賃貸住宅より気軽に行えるのです。
どれぐらい必要になるのかは、借りたいスモールオフィスによっても異なりますが、大体賃料の1ヶ月分ぐらいで済む物件が多くなっています。
しかも毎月支払う必要がある家賃も安いところが多いので、今月は売り上げが下がってしまったという場合でも、家賃の支払いで困る可能性が他の物件を借りたときよりも低いと言えるでしょう。
賃貸住宅であれば、退去するときにも原状回復のための費用が必要ですが、スモールオフィスでは不要なのが一般的です。
仕事を行う環境が事前に整えられている
一般的なオフィスを借りた場合、ただ借りただけでは仕事を行うことができません。
なぜなら仕事に必要な環境が整っていないことが多いからです。
仕事を始めるにはデスクやパソコン、椅子なども揃えなければいけませんが、スモールオフィスであれば最初から整えられていることが多いので、いろいろとオフィス用品を買い揃える必要もありません。
しかもインターネットが使用できる環境が最初から整えられていることも多いのです。
最初から仕事が行える環境が整っていることにより、オフィス用品を買う費用を抑えることができるだけではなく、すぐに仕事が開始できるのもメリットだと言えるでしょう。
費用を抑えるだけではなく、手間を抑えてすぐに仕事に取り掛かりたいという人にも、スモールオフィスは適しているのです。
増床や減床が行いやすい
スモールオフィスを利用すれば、人員や作業環境に合わせて増床や減床が行いやすいのもメリットです。
比較的楽に拡張が可能な設計になっている場合が多いですし、賃貸住宅のように原状回復する必要がないので、退去するときに多額の費用を請求される心配もありません。
気軽に環境を変えることが可能な点も、スモールオフィスを利用するメリットなので、ビジネスを始めた当初はとてもうれしい物件だと言えるでしょう。
共有部分があるので来客を招きやすい
賃貸住宅でビジネスを始めた場合、来客は当然自分の部屋に通すことになります。
そのため、会話や生活音が隣や下層階に聞こえやすくなるため、賃貸住宅ではオフィスとして利用することを禁止しているところもたくさんあります。
その点スモールオフィスであれば、共用部分のラウンジスペースが存在しているので、来客があってもラウンジスペースで応対することができるのです。
ラウンジスペースなら会話の声を気にする必要もないので、安心して商談も行えるでしょう。
スモールオフィスを利用するデメリットとは
スモールオフィスにはたくさんのメリットがあるのですが、その反面デメリットも存在しているのです。
しかし、事前にどのようなデメリットがあるのかを知っておけば、最適な対処法も見つかるでしょう。
では、スモールオフィスにはどういったデメリットがあるのかというと、「利用するのに適している業種が制限される」「セキュリティ面に不安がある」「人気が高いので空いている物件を見つけにくい」などがあります。
利用するのに適している業種が制限される
スモールオフィスはお得な料金で利用が可能な反面、広いスペースを確保するのが難しい場合が多いのが特徴です。
そのため、大型の機材を持ち込む必要がある、もしくは保管しておく必要がある業種、大型の商品を販売するために保管スペースが必要な業種などには向いていません。
それに対してIT関連など、保管スペースがあまり必要ない、大型の機材などを使用する必要がない業種には適していると言えるでしょう。
セキュリティ面に不安がある
スモールオフィスを借りた場合、共用スペースが存在しています。
共用スペースは顧客を招きやすいというメリットがある反面、セキュリティ面に不安があります。
セキュリティをしっかりと確保したい場合には、フォンブースという個室が備わっている物件を選ぶようにしましょう。
そうすればセキュリティ問題も解決することができます。
人気が高いので空いている物件を見つけにくい
スモールオフィスには利用するのに適している業種が制限されてしまうことや、セキュリティ面に不安があるなどのデメリットがあります。
しかし、これらのデメリットは利用するのに適した業種の人がスモールオフィスを利用することや、個室が備わっている物件を選ぶなどの対策をすることで解決できます。
それに対してどうしても解決するのが難しいデメリットがあるのですが、それは空いているスモールオフィスを探すのが難しい点です。
現在スモールオフィスは需要が高いため、空いている物件を探すのが難しくなっています。
もちろん地域によってスモールオフィスの数も需要も異なりますが、空いている物件が少ないエリアが多いのも事実です。
どうしてもスモールオフィスを利用したいのであれば、定期的に情報収集を行い、空いている物件を見つけたらすぐに問い合わせをしましょう。
基本的にスモールオフィスも早い者勝ちになるので、素早く問い合わせをして契約を行うことが重要です。
スモールオフィスを選ぶ際に重要なこと
スモールオフィスを選ぶ際には、重要な点がいくつかあります。
そこでおすすめするスモールオフィスの選び方をいくつか紹介していきます。
スモールオフィスを選ぶときに重要視することは、「個室や固定席を確保できるか」「利用できる時間帯を確認する」「備わっている設備の種類」「周辺環境や建物の状態」「契約期間や内容に問題はないか」です。
重要なことなので必ず確認するべき内容です。
個室や固定席を確保できるか
スモールオフィスを選ぶときにセキュリティを重要視したいと考えているのであれば、個室や固定席を確保できるかきちんと確認しておく必要があります。
スモールオフィスには共用部分が存在しているので、個室や固定席がないとセキュリティに不安があるのです。
個室があれば他人に会話を聞かれる心配もありません。
利用できる時間帯を確認する
スモールオフィスには、利用が可能な時間帯があらかじめ定められていることも多くあります。
そのため、利用できる時間帯をきちんと確認しておかないと、仕事に支障が出てしまうこともあるのです。
利用可能な時間帯はスモールオフィスによっても異なるので、仕事をする時間帯が長い上に、毎回違った時間帯に作業をするのであれば、24時間の利用が可能なスモールオフィスがよいでしょう。
早朝や夜間に仕事をすることが多い人も、24時間利用が可能なところを選ぶべきです。
備わっている設備の種類
スモールオフィスの魅力の1つに、最初から仕事に必要な物がある程度揃っていることがあります。
しかし、何が揃えられているのかはスモールオフィスによって若干異なっているので、最初に確認する必要があるのです。
周辺環境や建物の状態
スモールオフィスを選ぶ場合には、周辺の環境や建物の状態もきちんと確認しておくべきです。
銀行や郵便局をよく利用するのであれば、近い場所に銀行や郵便局がある場所を選ぶべきですし、通勤で鉄道やバスを利用するなら駅やバス停から近いところがよいでしょう。
建物の状態も重要で、耐震性に問題はないか、備品に不具合はないかなども事前にチェックしないといけません。
快適に仕事をするためには、周辺環境や建物の状態を知ることも大切です。
契約期間や内容に問題はないか
賃貸住宅であれば2年契約になっているのが一般的ですが、スモールオフィスは物件によって契約期間が異なります。
短期利用が可能な場合も多いですし、ある程度長期間の契約になると、途中解約をすることでペナルティが設けられている場合もあるのです。
他にも賃料などもしっかりと確認し、契約期間や契約内容に問題はないかチェックしてから借りるようにしましょう。
いろいろなメリットが存在しているスモールオフィスですが、デメリットもいくつかあります。
スモールオフィスは人気が高いため、探すのが難しくなっているのが現状です。
【近年需要が高まっているスモールオフィスとは?】まとめ
他にも賃貸住宅とは異なり、契約期間や必要な料金などもきちんと把握しておかなければいけません。
なかなかスモールオフィスが見つからない、契約方法がよくわからないなど、不安や不明な点があるなら、不動産屋にいろいろと相談をしてみましょう。
奈良でスモールオフィスをお探しの場合には、賃貸のマサキまで気軽に相談をして下さい。
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