【フィットネスジム開業の広さは?】必要な坪数と物件条件を解説
フィットネスジム開業に必要な準備って?フィットネスジムに求められる広さも解説

フィットネスジムを開業したいと考えたとき、まず悩むのが「どのくらいの広さの物件が必要なのか」「どんな賃貸物件を選べばよいのか」という点ではないでしょうか。
マシンを置くスペースさえ確保できれば開業できそうに思えますが、実際には利用者の安全性や快適性、運営のしやすさを考えると、単純に広さだけで判断することはできません。
フィットネスジムは店舗の形態や規模によって、必要となるスペースや物件条件が大きく異なります。
この記事では、フィットネスジム開業の準備として押さえておきたい広さの目安や必要なスペースの考え方、賃貸物件を探す際に注意すべきポイントを詳しく解説します。

-
テナント情報に詳しいプロのポイント
賃貸専門家:木原 一憲
得意エリア:奈良市
奈良での不動産キャリア25年以上の実績。これまで15,000人以上にお部屋を紹介。一人暮らしから家族向けまで幅広い賃貸情報に自信あり。休日は奈良の綺麗な街並みや歴史ある神社・仏閣、美味しい飲食店を巡ること。愛車はKawasaki。渡り鳥並みにズバ抜けた方向感覚を持ち、目印となる建物を伝えれば住所をピタリと一致させる特技あり。賃貸の専門家として様々なノウハウを仕入れ発信中。
フィットネスジム開業前に決めておきたい形態と規模

フィットネスジムに求められる広さは、ジムの形態や想定する規模によって大きく異なります。
そのため、賃貸物件を探し始める前に、どのようなジムを運営したいのかを具体的にイメージし、方向性を明確にしておくことが重要です。
ひとくちにフィットネスジムといっても、トレーナーによるマンツーマン指導を中心としたパーソナル型のジムと、利用者が自由にマシンを使う無人型のジムでは、必要となる設備や店舗の使い方が大きく異なります。
パーソナル型では、トレーニングスペースに加えてカウンセリングや指導がしやすい空間が求められる一方、無人型では複数台のマシンを安全に配置できる広さや導線の確保が欠かせません。
また、同時に何人の利用者を受け入れる想定なのか、スタッフは常駐するのか、営業時間は何時までとするのかといった運営方針も、必要な店舗面積に直結します。
利用者数が増えるほど、更衣室やロッカー、待機スペースにも余裕が必要となり、物件選びの条件は厳しくなります。
さらに、開業資金を金融機関から調達する場合には、事業計画書の提出を求められることが一般的で、ジムの形態や規模、コンセプトが明確でなければ説得力のある計画を立てることができません。
後から大幅な修正が生じないよう、開業準備の初期段階でジムの方向性をしっかり固めておくことが、スムーズな物件探しと安定した運営につながります。
フィットネスジムに必要なスペースとは?

フィットネスジムを運営するうえで欠かせないのが、トレーニングを行うためのメインスペースです。
しかし、実際の店舗ではそれ以外にも複数のスペースを確保する必要があります。
たとえば、更衣室やロッカー、トイレは利用者が安心して通うために必須の設備です。
特に中型以上のジムでは、利用者数に応じた広さを確保しなければ、混雑や使いにくさにつながってしまいます。
トレーナーが常在するパーソナル型ジムの場合は、スタッフルームやカウンセリングスペースも必要になるでしょう。
さらに、休憩スペースやドリンクカウンター、シャワールーム、女性専用エリアなどを設けることで、他店との差別化を図ることも可能です。
ただし、こうした付加的なスペースを設けるほど、店舗全体に求められる広さは大きくなり、家賃や内装工事費も高くなる傾向があります。
自分のジムにとって本当に必要なスペースは何かを見極めることが、無理のない運営につながります。
フィットネスジムに求められる広さの目安

小型ジムに必要な広さ
小型ジムはパーソナル型ジムやヨガ、ストレッチなどをメインとした店舗に多く見られる形態です。
必要な広さの目安は、おおよそ10坪から30坪程度とされています。
大規模なマシンを設置する必要がなく、トレーナーによる指導がサービスの中心となるため、トレーニングルーム自体は比較的コンパクトでも問題ありません。
同時に利用する人数も限られることから、更衣室やトイレも小規模なもので対応できるケースが多いでしょう。
マンションの一室や小規模テナントを利用した開業も可能で、初期費用を抑えやすい点が特徴です。
中型ジムに必要な広さ
中型ジムでは、マシンの利用を主目的とするケースが多く、必要な広さは約50坪から100坪が目安となります。
複数台のマシンを設置するためのスペースに加え、利用者同士の距離を確保し、安全に配慮した導線設計が必要です。
また、同時に多くの利用者が施設を利用することを想定し、更衣室やロッカー、休憩スペースにも十分な広さが求められます。
小型ジムに比べると賃貸物件の条件は厳しくなりますが、幅広い層の利用者を受け入れられる点が魅力です。
大型ジムに必要な広さ
大型ジムは、150坪から300坪程度の広さが目安とされ、24時間営業の無人型ジムなどに多く見られます。
トレーニングルームを広く確保できるため、鍛える部位ごとに複数のマシンを設置しやすく、利用者の多様なニーズに応えられます。
さらに、シャワールームや女性専用スペース、スタジオプログラム用の部屋を設けることで、他店との差別化もしやすくなります。
その一方で、家賃や内装工事費、設備費が高額になりやすいため、開業前に十分な資金計画を立てておくことが重要です。
賃貸物件でフィットネスジムを開業する際の注意点

フィットネスジムを賃貸物件で開業する場合、飲食店や物販店とは異なる視点で物件条件を確認する必要があります。
特に重要なのが、防音性能と床の耐荷重です。
フィットネスジムでは、トレーニングマシンの稼働音やウェイトを扱う際の衝撃音、利用者のジャンプや踏み込みによる振動などが発生しやすく、建物の構造によっては騒音トラブルにつながるおそれがあります。
そのため、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)など、防音性・耐久性に優れた建物が適しているとされています。
一方、木造や鉄骨造の物件では音や振動が伝わりやすく、事前の対策や管理会社・オーナーへの確認が欠かせません。
また、重量のあるマシンを設置するフィットネスジムでは、床の耐荷重も必ず確認しておきたいポイントです。
一般的な住宅用物件では耐荷重が不足するケースも多く、目安としては300kg/㎡程度の耐荷重が確保されているかを確認しておくと安心です。
耐荷重が不十分な場合、床の補強工事が必要となり、想定以上の内装費用が発生することもあります。
さらに、床材の種類にも注意しておきましょう。
マシンの重みやトレーニング時の動作によって、床に傷やへこみが生じやすいため、賃貸物件では原状回復条件を事前に把握しておくことが重要です。
床材の変更が難しい場合は、防音・保護を兼ねたマットを敷くなどの対策を講じることで、物件へのダメージやトラブルを防ぎやすくなります。
【フィットネスジム開業の広さは?】まとめ

フィットネスジムの開業準備では、ジムの形態や規模を決めることから始まり、資金調達、物件選び、内装工事、各種届出と多くの工程があります。
なかでも賃貸物件選びは、開業後の運営に大きな影響を与える重要なポイントです。
広さだけに注目するのではなく、防音性能や床の耐荷重、周辺環境まで含めて総合的に判断することで、長く安定して運営できるジムづくりにつながります。
自分が目指すフィットネスジムの姿を明確にし、それに合った物件を選ぶことが、開業成功への第一歩といえるでしょう。
関連記事

【開業に必要なのは?】初心者向けテナント契約の基本≫

【奈良で起業する際に支援金はある?】相談窓口やセミナーをご紹介!≫

【店舗・テナントの賃貸物件選び方】独立開業を始める前に知っておこう!≫

【開業準備はどう進める?】プレオープンとグランドオープンの比較≫

【空中店舗とは何?】向いている業種・メリットなどを分かりやすく解説≫

【店舗の立地選びは何が重要?】失敗しないテナント物件の選び方の解説≫

【店舗家賃の相場は?】適正賃料の計算式・判断基準も詳しく解説!≫

【2階以上のテナントを借りるときの注意点とは?】メリット・デメリットも合わせて紹介≫

