【店舗の立地選びは何が重要?】失敗しないテナント物件の選び方の解説
「店舗開業」テナント物件 失敗しない立地選びのポイントは?

お店を出すにあたってふさわしい物件を探す際、立地は重要な項目です。
とはいえ、ただ人通りの多いエリアを選ぶだけでは、思ったように集客できません。
どのような立地を選べばよいのでしょうか。
正しい立地選びの考えかたについて、詳しく解説していきます。

-
テナント情報に詳しいプロのポイント
賃貸専門家:吉田 政孝
不動産キャリア:23年
賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア23年以上の大ベテラン。天理市勤務は累計18年以上で、社内仲介ランキングNo.1の実績有り。天理市の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、天理市のことは何でも情報を網羅し、日本一天理市事情に詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。
「よい立地」であれば売り上げが多くなるとは限らない!

駅前にお店を構えたい、商店街の中がいい、路面店が望ましい――
テナント探しにおいて、多くの方は何よりも立地を重要視されます。
立地を大事に考える。
それ自体はまったく間違いではありません。
ですが、人通りがよい立地であれば売り上げが多くなるかというと、実はそうとも限らないのです。
開業経験のない方は特に「人気エリアに出店しさえすれば大丈夫」という思考に陥りやすいですが、いわゆる「よい立地」は家賃が高く設定されていることが多いもの。
想定より客足が伸びず売り上げが少なくなって、毎月の家賃の支払いに追われてしまう恐れもあります。
ここから「正しい立地選び」について見ていきましょう。
正しい立地選び 見るべきポイント5選

失敗をしないテナント物件の立地選びについて、5つの着眼点をご紹介します。
①狙う客層を明確にする
漠然と「よい立地」に飛びつくだけでは失敗してしまいかねません。
客層(ターゲット)によって適切な立地というものがあり、そこを見定める必要があります。
一例として、
・コワーキングスペース:ビジネスパーソンの多い駅近エリア
・ネイルサロン:男女比で女性の比率が高いエリア
・カフェ:住宅地や住人の散歩ルートとなるエリア
・焼肉店:郊外の駐車場が広くとれるエリア
ご自身の業態とマッチするのはどのような客層か、どんな客層に来てもらいたいのかを絞り込み、それにふさわしいエリアを選びましょう。
②人通りよりも人の動線に着目する
先に述べたように、人通りが多い立地であれば売り上げがよくなるとは限りません。
ポイントは、人々の動線――
どこからどう来てどこへ向かうかです。
お店の立地と動線が合っているか合っていないかはとても重要です。
例えば駅前にお店があっても、人々の帰宅ルートと逆方向にあるのであれば、足を運んでもらいづらくなります。
ほか、車移動が前提となるエリアなのに十分な駐車場がなければ来てもらえません。
朝にのみ人が多くなるようなエリアで夜営業のお店を開業しても、客足は伸びないでしょう。
人通りの多いエリアでも、動線を考えて物件を選ぶようにしましょう。
③競合の多いエリアは避けるべき…とは限らない
競合する店舗が多いエリアには出店を避けたくなりがちです。
が、実はそれが正解とは限りません。
なぜなら、競合店舗の多いエリアは需要が多く集まっている場所でもあるからです。
とはいえ無策で競合の多いエリアに出店するのは無謀というもの。
うまく他店舗と差別化を行うことが重要になります。
一例をご紹介すると、
・ラーメン激戦区:塩専門店など、他の店舗の手薄なところを一点突破する
・カフェ密集エリア:Wi-Fi環境やテレワーク席を充実させる
・ネイルサロンの多いエリア:夜遅く(他店舗がやっていない時間)まで営業する
④物件の家賃は売上予測をもとに決める
所謂「よい立地」にある物件であるほど、家賃は高くなりがちです。
どのぐらいの家賃の物件に決めるかの目安として、売り上げの10%以内という一般的なラインがあります。
家賃が高すぎていつまでたっても利益が出ないという状況は避けなければなりません。
・来客数(予想)
・客単価
・営業時間
これらのデータから事前に売り上げを予測し、それをもとに適正な家賃を算出します。
そして、適正な家賃に収まる物件を探すようにしましょう。
⑤気になった物件のエリアには必ず訪れてみる
ネットで見たり地図で見たりするだけでは現地の実状のすべては伝わってきません。
気になった物件があれば、必ず契約前にそのエリアへ訪れてその目で見てみることが大切です。
重要な見るべき点は以下の5項目です。
・どんな属性の人(男性・女性・社会人・学生・ファミリーなど)が歩いているか
・人々の歩くスピードはどうか(急ぎがちか、ゆっくりか)
・昼と夜、もしくは曜日ごとの人通りはどうか
・周辺店舗の客入りや客層はどうか
・車通りの多さや駐車場の入りやすさはどうか
実際に現地を訪れてみると、イメージと異なる箇所がいくつもあるかもしれません。
まとめ~まずは「どんなお店にしたいのか」を明確に~

いかがでしたでしょうか。
今回はテナント物件の立地選びにおけるポイントを見ていきました。
立地選びで失敗しないためには、表面的な「よい立地」というイメージだけで判断しないことが大切です。
ただ人気エリアに飛びつくのではなく、ご自身のビジネスモデルと相性のよい場所を選ぶこと。
それが、店舗開業後の経営の安定と成長を可能にするでしょう。
そう考えると、まずは「どんなお店にしたいのか」を明確にし、精密な売り上げのシミュレーションをすることが欠かせないと言えます。
加えて、現地調査を怠らずデータに基づいた冷静な判断を心がけることで、あなたのお店にふさわしい立地が必ず見つかるはずです。
奈良で店舗向け物件をお探しならば『賃貸のマサキ』にお任せください。
こだわり条件などからスムーズに検索できる「店舗・テナントナビ」を、毎日更新中です。
関連記事

【奈良市で開業始めるなら狭小テナント】賃料相場や活用方法について≫

【奈良で起業する際に支援金はある?】相談窓口やセミナーをご紹介!≫

【店舗・テナントの賃貸物件選び方】独立開業を始める前に知っておこう!≫

【賃貸テナントの選び方】新しく出店する際に気を付けること!≫

【開業に必要なのは?】初心者向けテナント契約の基本≫

【賃貸テナントの初期費用とは?】内訳と節約術を徹底解説≫

【プレオープンの目的は?】実地する際の注意点などを詳しく解説!≫

【開業準備はどう進める?】プレオープンとグランドオープンの比較≫

