【賃貸物件で自宅サロンは開業できる?】物件探しのコツや注意点
賃貸物件で自宅サロンは開業できる?開業する際のポイントは?
賃貸住宅でも自宅でサロンを開業することは可能です。
自宅サロンを開業する際は、物件選びから許可の取得、近隣トラブルへの配慮などの準備が欠かせません。
さらに自宅サロンを賃貸物件で開業するためには、事前の調査と計画を忘れないようにする必要があります。
自宅サロンは自宅の一部を活用したサロン業で、通勤の手間や追加賃料がかからず、低コストで開業できます。
自宅サロンを賃貸物件で開業する際には物件選び、許可取得、近隣トラブルへの対策が重要です。
賃貸物件の利用規約や法律に詳しくアドバイスを受け、計画的に進めることが成功の鍵です。
今回は自宅サロンの開業について、そして賃貸物件での運営ポイントをまとめました。
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テナント情報に詳しいプロのポイント
賃貸専門家:木寅 昌紀
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
宅地建物取引士の資格保有。奈良市の賃貸業界屈指のオールラウンドプレーヤー。奈良市の新築から既築の物件まで情報を網羅。特に新築物件は人気があるので、皆様にいち早く情報をお届け!豊富な知識で紹介も多く年間成約数は弊社ランキングTOPの実績。「奈良生まれ、奈良育ち」の木寅が「ピタッ」とくる奈良市の賃貸情報を配信。奈良の賃貸物件の事はお任せあれ!
自宅サロンとは?
自宅サロンとは、自宅の一部を活用して営むサロン業のことです。
この形態は近年増加しており、主にネイルサロンでは自宅サロンを採用していることが多いです。
自宅サロンは一軒家やマンション、アパートなどの賃貸物件で開業されることが一般的です。
賃貸物件で自宅サロンを開業するメリット
自宅サロンを賃貸物件で開業する際、以下のメリットが考えられます。
まず、開業コストが低く抑えられます。
自宅の一部をサロンスペースとして利用するため、追加の費用が発生しません。
通常、テナントを借りる場合には初期費用や内装工事などが必要ですが、賃貸物件を利用することでこれらの費用を大幅に削減できます。
また、テナントの賃料も支払う必要がありません。
このため、サロンの運営コストを最小限に抑えることが可能です。
そして、通勤時間がかからないことも魅力です。
自宅で仕事ができるため、通勤の手間がかかりません。
SOHO物件とは?
SOHOとは、「Small Office Home Office」の略で、小規模なオフィスや自宅を仕事場とする働き方、またはそのような仕事場や物件を指します。
この柔軟な働き方と場所に縛られないスタイルは注目を浴び、SOHO可の賃貸物件も増えています。
物件の契約は「居住用」と「事業用」で異なり、税金や保険も異なります。
SOHO物件は通常「居住用」の契約として提供されており、仕事場に不特定多数の人が出入りしたり看板を出したりするような活動は「事業用」のオフィス物件を探す必要があります。
物件を選ぶ際は不動産会社に自分の仕事内容を詳しく説明し、自分の働き方に合った物件を選ぶことが重要です。
SOHO可物件でも制約があることに注意
SOHO可の賃貸物件であっても、自宅サロンの開業が認められないケースがあることに留意しましょう。
SOHO可は通常、居住兼事務所として使用できる物件を指しますが、住居用が優先される場合、店舗としての利用が禁止されることがあります。
自宅サロンを運営するためにSOHO可物件を借りる際は、貸主と相談してサロンの利用が認められるかどうか確認しましょう。
自宅サロンを開業できる物件を見つけるためには、事務所(SOHO)可の賃貸物件を探すことが効果的です。
物件情報サイトでは、事務所(SOHO)可の物件情報が提供されており、賃貸スタイルなどのウェブサイトで最新情報を確認できます。
管理会社や大家との交渉、適切な間取りの物件探しも成功への鍵となります。
サロン可の物件探しのコツ
自宅サロン用の物件を見つける際のコツを紹介します。
まずは事務所(SOHO)可の賃貸物件を探しましょう。
これらの物件は、自宅サロンとしての利用が認められやすくなっています。
また、管理会社や大家さんと交渉し、居住用の物件でもサロンの開業を認めてもらうことができる場合もあります。
さらに、間取りにも注意を払いましょう。
自宅とサロンスペースを分けるためには、十分な広さが必要です。
狭すぎる物件ではお客様に快適なサービスを提供できないため、広めの間取りを選ぶことが重要です。
賃貸物件で自宅サロンを開業する際の注意点
賃貸物件で自宅サロンを開業する場合、以下のポイントに注意しなければいけません。
管理会社や大家さんに開業の可否を確認する
賃貸物件を自宅サロンとして利用するためには、管理会社や大家さんに開業の可否を確認し、契約書を確認する必要があります。
事務所としての使用が認められていても、店舗としての利用が禁止されている場合もあるため、詳細な問い合わせが不可欠です。
無断で自宅サロンを運営すると、違法行為とみなされ、退去命令や違約金の請求が生じる可能性があります。
開業届の提出を忘れずに
自宅サロンを開業する際は開業届を提出しましょう。
開業届は事業を開始したことを税務署に届け出るための書類です。
通常、事業の開始から1ヵ月以内に提出することが義務付けられています。
開業届を提出することで、サロン名義で銀行口座を開設することができ、物件契約時にも提出が求められることがあるため、早めの手続きが賢明です。
近隣住民とのトラブルに気を付ける
賃貸物件で自宅サロンを運営する場合、近隣住民とのトラブルを起こさないよう注意が必要です。
サロンには来客が訪れるため、騒音などで周囲の住民に迷惑がかかる可能性があります。
看板の大きさや設置場所に問題がある場合、近隣住民から苦情が寄せられることも考えられます。
自宅サロンの内装も考えよう
自宅サロン用のお部屋を確保した後は、内装も考えてみましょう。
自宅サロンの内装デザインは、お客さんの満足度を高め、リピーターを獲得するために非常に重要です。
以下は、自宅サロンの内装をデザインする際のポイントです。
出入り口の視認性を高める
一般の住宅とは異なる看板や張り紙を使い、サロンの存在感をアピールしましょう。
出入口にゆとりがある場合、サロン専用の出入り口を設けることで、遠くからでもサロンとして認識されやすくなります。
生活感を出さない
お客さんがリラックスできる雰囲気を作るために、生活感を出さない工夫が必要です。
施術スペースを居住スペースから隔てるための仕切りやパーテーションを設置し、プライバシーを守りましょう。
匂いや汚れにも注意し、清潔感を保つことが大切です。
設備や機器、什器を用意する
自宅サロンのスペースが限られているため、設備機器什器の選定は慎重に行いましょう。
施術メニューや業態に合わせて必要なものを厳選し、ブランドや色味、機能性などを考慮します。
特に換気設備や施術に必要な道具は注意して選ばなければならないでしょう。
自宅サロンの内装デザインは、お客様の印象や居心地に大きな影響を与えます。
おしゃれで機能的なデザインを追求し、サロンの成功に向けて準備を進めましょう。
【賃貸物件で自宅サロンは開業できる?】まとめ
自宅サロンは自宅の一部を活用したサロン業で、通勤の手間や追加賃料がかからず、低コストで開業できます。
賃貸物件で自宅サロンを開業するメリットは、低い開業コストと通勤時間の削減です。
注意点として、管理会社や大家さんに開業の可否を確認し、開業届を提出し、近隣トラブルにも対策しておく必要があります。
お客さんに選ばれやすい自宅サロンを開業するためには、物件選びや内装もこだわりましょう。
賃貸物件の利用規約や法律に詳しくアドバイスを受け、計画的に進めることが成功の鍵です。
もし自宅サロン用の賃貸のお部屋をお探しの場合は、賃貸のマサキにおまかせください。
お客様一人ひとりのニーズに合った賃貸住宅をご紹介いたします。
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賃貸専門家:木寅 昌紀
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
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